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事業の詳細

母体血で胎児DNA分析(FDD-MB)
Fetal DNA Diagnosis from Maternal Blood
母体の血液中1mlに僅か1個程度しか存在しない極微量の胎児細胞を、確実に効果的に回収し、母子ともに安全な状態で胎児のDNA分析をする技術。欧米をはじめ世界の研究機関が多額の投資を以って研究するも頓挫するなかで、金沢医科大学の高林研究グループがその回収技術を確立する。独自に開発した画像解析システムや専用マニュピレーションによる細胞回収機能が国内外で高い評価を受ける。(国際産婦人科学会優秀賞)
「母体と胎児に安全な出生前診断を目指して血液中の有核赤血球の回収・DNA分析システムの開発に成功した FDD・MB 研究」
高度先端医療 BNCT
Boron Neutron Capture Therapy
BNCT(Boron Neutron Capture Therapy)は、中性子とホウ素の核反応を利用したもので、正常細胞にほとんど損傷を与えず、がん細胞を選択的に破壊する治療法で、初発・単発がんのみならず、個別臓器に広がったがんや転移性がん、難治性がんにも効果が期待できます。また、通常の放射線治療を行った後でも治療可能であり、再発がんの治療にも効果が期待されるほか、他の治療法とBNCTを併用することにより治療の効果がさらに高まる可能性もあります。


プラズマローゲンPls+
Plazmalogen
丸大食品がプラズマローゲンの研究に着手したのは、「親鶏由来の機能性リン脂質に関する研究」として、2007年度、農林水産省の民間実用化研究促進事業に応募したのが始まり。親鶏とは、採卵用に飼育される鶏のことです。成長してから長い時間が経過しているため肉質が硬く、精肉としての利用は限定的です。年間数億羽生産されているこの親鶏の有効活用を目的として研究を開始し、ムネ肉からプラズマローゲンを抽出することに成功しました。